九份映画 |映画ゆかりの地・九份

九份映画 |近年日本にでも人気が徐々に上がってきた台湾映画。ストーリ、出演者、映画の監督に興味を持ったほか、映画のロケ地・ゆかりの地の風景や街の風情が台湾映画の一番の醍醐味でもあります。その中、九份や金瓜石周辺が舞台となる映画は結構前から台湾好きな日本の方の中で結構なブームとなっていました。映画で街かつての繁栄を取り戻した九份、一緒に九份周辺映画ゆかりの地をめぐりましょう~

九份映画|千と千尋の神隠し

世界中に旋風を巻き起こった「千と千尋の神隠し」。今までのジプリ映画もそうですが、映画の中に描かれた幻想的な風景のモデルとなった地を現実世界に探してしまう現象!

九份映画 |映画ゆかりの地・九份 -阿妹茶樓
そこで台湾の観光地として世界的にも人気が出てきた九份の名も出てきました。「阿妹茶樓」の外観があの「油屋」の外観に似ていて、赤提灯の石階段や霧がかかった時に幻想的な街風情、屋台風の店が軒並みの九份老街、昔は九份の出入り口となったトンネルも映画の場面と似ている。さらに、九份の当地グルメまで映画の中に出てくる食べ物に見えることも言われていました。

九份映画 |映画ゆかりの地・九份 -阿妹茶樓

実際に、宮崎駿監督は「千と千尋の神隠し」と九份とのゆかりを否定されました。それでも、九份の街を歩いて「千と千尋の神隠し」の世界観を思い出しながら、錯覚でもジブリの世界に飛び込んだような気分になれますよ。

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 1 2024■映画ゆかりのスポット:阿妹茶樓、豎崎路の赤提灯石階段、九份山磅坑口(トンネル)
■ゆかりスポットの行き方:
阿妹茶樓、豎崎路の赤提灯石階段-九份老街入り口から基山街を沿って前進すると豎崎路の石階段の交差で階段を下りる。
九份山磅坑口(トンネル)-軽便路の行き当たり、途中昇平戯院を経過する。


九份映画 |悲情城市

日本では一番有名な台湾映画とも言える「悲情城市」。日本にもファンがたくさんいた-侯孝賢監督の人気作品です。終戦後の九份、基隆を舞台にし、台湾の政治事件二二八事件を題材にしたこの映画、実際でも1989年前後の九份をロケ地で映画を撮影しました。「悲情城市」はヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞し、世界中に注目されまして、衰退した九份の街を観光地として現在の人気への火付け役でもあります。

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 2 2024
悲情城市 @「凝望.時代:穿越悲情城市二十年」
(田園城市 出版/ISBN:9789866204258)

映画の中に映った昔の九份街風景と現在人気観光地となった九份老街の雰囲気を比べながら散策するのも一興あり!

九份映画 |映画ゆかりの地・九份

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 3 2024

■映画ゆかりのスポット:豎崎路の赤提灯石階段、基山觀景亭
■ゆかりスポットの行き方:
豎崎路の赤提灯石階段-九份老街入り口から基山街を沿って前進すると豎崎路の石階段の交差で階段を下りる。
基山觀景亭-「九份老街」バス停より前を進んで約1分


九份映画 |無言的山丘

1992年に公開された「無言的山丘」は日本統治時代の台湾をストーリした映画。王童監督の「台湾現代三部作」の三作目とされています。映画は九份近辺の金瓜石地域の鉱山が舞台となり、実際にも金瓜石の鉱山で撮影し、昔鉱業により盛んだ街の盛況を再現されました。

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 4 2024
《無言的山丘》@金馬獎HP

現在はほとんどの鉱山坑道は閉鎖されましたが、金瓜石黄金博物館の中に本山五坑(本山の第五坑道)は昔の坑道を修復し、坑道を歩く体験ができます。また、気軽く行ける場所ではないですが、映画の中に映画題名の「無言山丘」と言われた石垣が現在もあります。

九份映画 |映画ゆかりの地・九份 -無言的山丘
《無言的山丘》@金馬獎HP

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 5 2024

■映画ゆかりのスポット:本山五坑(本山の第五坑道)、無言山丘
■ゆかりスポットの行き方:
本山五坑(本山の第五坑道)-金瓜石黄金博物館の中、別途体験料金要
★本山五坑(本山の第五坑道)は2020年6月30日までメンテナンスのため休止中
無言山丘-黄金滝の上、「六坑斜坡索道」方面へ進み、分けれ道で左、登山歩道を沿って進んだら着きます。経験者向けの登山道のため、装備を整ってから行くのがおすすめです。


九份映画 |多桑

九份所在の瑞芳地区出身の吳念真監督自身の半自伝的な映画「多桑」。実は日本語の「父さん」の当て字です。九份鉱山地区の生活を描写し、吳監督のお父さんがモデルとなった鉱山労働者のストーリ。日本統治時代で育った父さんは中華民国政府への転移時代を生きた話の映画です。

九份映画 |映画ゆかりの地・九份-多桑

映画のロケ地は吳監督の故郷-大粗坑、鉱業の盛況期では九份地域で一番金鉱により繁盛した街と言われています。鉱業が衰弱した今、街は空き屋や廃墟も多々見えます。寂しげの中、あの時代に潜んだ悲しさも語ってくれたような気がします。

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 6 2024

圖片來源:IG @yichikuo

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 7 2024

圖片來源:IG@chaohsuan_photography

■映画ゆかりのスポット:大粗坑古道、大粗坑古聚落
■ゆかりスポットの行き方:
台鉄瑞芳駅からバス基隆客運-827(瑞芳-福山宮)「福山宮」で下車、歩行約25分


九份映画 |八番口的新娘

「八番口的新娘」は九份八番坑口を舞台にした映画。八番坑口は日本統治時代の金鉱坑道の一つ。ちなみに九份老街のスポットでよく紹介されたのは「五番坑」となります。映画は台北市内から九份へ転勤した若い警察が鉱山坑口の事故で夫を亡くし乱心した女性と出会い、同情でその女性を妻にした話。題名の「八番口的新娘」は 八番坑口の花嫁 との意味で、全編八番坑口で撮影されました。八番坑口今は既に閉鎖されましたが、九份福德宮から俯瞰できます。九份老街豎崎路石階段の一番下にいた九份派出所(九份交番)隣の「瑞芳風采館」は映画の中の交番のロケ地となります。既に知っている方も多いかもしれませんが、日本映画「着信アリ2」もここで撮影されました。

九份映画 九份映画 |映画ゆかりの地・九份 8 2024圖片來源:IG @roam_taiwan

■映画ゆかりのスポット:八番坑口(九份福德宮)、瑞芳風采館
■ゆかりスポットの行き方:
九份老街豎崎路石階段の一番下、瑞芳風采館は交番の隣、八番坑口(九份福德宮)は道の向かい側


いかがでしょうか~九份を舞台に、またはゆかりの地とした映画を一度観てみませんか?今回紹介した台湾映画、「無言的山丘」は1920年代の鉱山労働者の話、「多桑」は戦後鉱山労働者の自我認知、「八番口的新娘」は政府転移後の社会問題。一連で観てみると、九份の歴史と深さをより体感できるではないでしょうか?

 

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